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RDIブログ

特別企画 採用力アップ講座にて講演を実施いたしました

RDIの鈴木です。

11月5日に株式会社ディスコ主催の「特別企画 採用力アップ講座」にて選考プロセス品質強化に関する講演を実施いたしました。当セミナーは、RDIが20回に渡り連載していた採用力アップ講座が好評をいただいていたので、20回の節目にオフライン版を企画しようとしたのきっかけで生まれました。結果として、165名ものお客様にお越しいただき大盛況のままに終了することができました。参加されたみなさま、また企画に携わったみなさま、本当にありがとうございます。

写真も撮りましたので当日の様子を紹介したいと思います。

会場はベルサール飯田橋。こちらは開催前の会場の様子です。実は僕らが想像していたよりずっとキレイ(失礼!笑)な会場だったので入ってみてびっくりしました。駅からも近いし、是非また利用したいと思います。

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当日配布した資料です。講演内容のほとんどを資料にしてお渡ししています。僕らの仕事は知見が全てと言ってもいいので、資料を渡しすぎるのも実は考えものなのですが・・。笑
今回は特別企画ということで、お客様に満足いただけるように奮発してお渡ししました!

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RDIが講演したのは、選考プロセスの品質強化についてです。これまで採用というと採用広報がメインであり、選考に関してはブラックボックスである状況が続いていたかと思います。しかし、いくら広報で良質の母集団を形成したとしても選考で見極められなければ何の意味もありません。いかに選考プロセスの品質を強化していくか。考えて見れば至極当たり前のことですが、あまりこの点に関して科学的に考えている講演などを聞いたことがありませんので、僕らがリードしていければいいなと考えています。

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広報に関しては外部(メディア)に頼らざるを得ないと思いますが、選考に関しては外部からのコンサルティングを受けずに内製すべき、という考え方は依然として根強く残っています。しかし、この領域は経営学や教育学、社会学など他領域に渡る学問から知見を集約しなければ品質を向上させることが難しい分野です。忙しい採用担当者の方は十分な学習時間が取れない状況であるケースもあるでしょう。
そこでRDIがご用意しているのが、QRSパッケージです。QRSパッケージは選考プロセス品質強化のための前提知識の説明部分と、実際の品質向上の手順の2つのパートにわかれています。CD-ROMに、カスタマイズしてすぐに使える面接評価表や面接官トレーニングのパワーポイント資料も入っています。
講演では、最後に簡単にQRSパッケージの紹介もさせていただきました。

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今回思い切って企画をし、実際のところどれくらいのお客様に来ていただけるのか不安な面もありましたが、ディスコさんのおかげで多数のお客様にご参加いただくことができ、大変感謝しております。これだけのお客様に興味をもっていただけている内容ですので、第二弾、第三弾と続けていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

最近読んでいる本

プレゼンテーションzenデザイン ガー・レイノルズ ピアソン桐原
RDIのプレゼンテーション資料は写真を多く使っていて分かりやすいと言っていただけることがあります。でも僕らも会社設立当初は綺麗に作る術を知らず、今見ると恥ずかしいようなものもあります。
スライドを綺麗に作成する術のいくつかの手法は、ガー・レイノルズのプレゼンテーションzenから学びました。今回紹介したのはその続編です。RDIが使用している写真はiStockphotoというサイトから多くを購入していますが、このサイトに関してもプレゼンテーションzenから学んだものです。デザインについては素人だけど、綺麗な資料を作成したいという方には前著も含めてオススメです。

最近の運動

いよいよ涼しくなってきてランの季節到来ですね。最近は5分15秒/キロくらいのペースで10キロ~15キロくらいを走るようにしています。まずは12月5日の横浜ハーフマラソンに向けてがんばりたいと思います。
また、オフィスの引越しに伴って家からオフィスまで15キロくらいと若干遠くなりました。この距離を自転車通勤するのもいい運動です。

RJPを良い悪いだけで語ってはいけない

RDIの鈴木です。

本日(10月19日)、小宮が東大の中原先生の教育学部講義「組織学習論」でゲスト講師を務めさせていただきました。
中原先生のブログ 後期学部生向け授業「組織学習論」シラバス確定!

後期講義の3回目で、まだ内容は「組織参入前」。そこで、僕らの主戦場である採用をテーマに45分ほどお時間をいただきまして、採用選考の考え方や内定者育成について講義をいたしました。最後に質問を受け付けたのですが、短い時間の講義で内容をよく理解しているなと感じました。さすが東大生ですね。笑

さて、この組織学習論の講義の冒頭で中原先生が前回講義の振り返りをなさっていました。どうやら前回はRJPについて紹介し、宿題として採用HPでRJPをどの程度企業が実装しているのか調べさせたようです。調べてきた結果について学生同士でのディスカッションの時間があったので、この時間で僕なりにRJPについて再考してみました。

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RJPとはみなさんもご存知の通りRealistic Job Previewのことです。3年で3割が退職などというミスマッチが叫ばれる中、採用時点で職場や仕事の実態を伝えず、ある意味脚色された華やかな(?)情報だけを伝えるからミスマッチが生まれやがて失望して退職してしまう、という文脈から日本でも話題になりました。

採用担当者からすれば、仕事の大変さをアピールすればそれだけ応募者が敬遠してしまう可能性を棄てきれず、一方で人気企業ランキングを押しあげろという命題を持っていながら無茶言うな、というのが本音なのかもしれません。

まずはこのRJP、どのような効果があるのかを考えてみたいと思います。効果についてはキレイにまとめてくれている人(John P Wanous)がいまして、大きく3つにあると言われています。

  • セルフスクリーニング 適職どうかを考えさせる
  • ワクチン 過剰な期待を冷却させる
  • コミットメント 組織としての誠実さをアピールすることで逆に帰属意識や愛着を深めさせる

  • この中で、通常RJPで話題にされるのはワクチン効果のことです。セルフスクリーニングは職場体験くらいさせないと効果がないので、実際的にはあまねく採用するのが難しいですし、コミットメントはプラスの効果についての言及なのでここでは取り上げません。

    ではこのワクチン効果ですが、人材獲得競争の意味合いも兼ねており、自社に魅力を感じてもらう必要のある新卒採用市場でどのように考えるべきでしょうか。

    広報、選考、育成と流れていく新卒採用のプロセスにおいて、施策の重点の置き方として大切なキーワードがあります。それは、アトラクト、モチベート、リテインという流れです。

    アトラクト

    まず、自社に興味を持ってもらい、エントリーしてもらうためには応募者を惹きつける必要があります。この時点では、もちろんウソはNGですが企業の魅力をなるべく高めるように、強みを全面に出してアピールすべきと考えます。場合によっては学生が喜ぶような演出や仕掛けも必要かもしれません。

    モチベート

    自社に興味を持ってもらったら、今度は自社に対するモチベーションを高める施策を打ちます。この企業で働いてみたい、と思わせるように職種の魅力などを徐々に「働く」という意味合いを強めながら動機づけを仕掛けます。

    リテイン

    惹きつけ、動機づけを高めたら、その関係を維持するということです。動機づけは平衡的要素であり、誰でも上がったり下がったりします。メンテナンスすることで、高めた状態を維持する必要があるのです。

    これらを図示すると以下のようになると思います。

    rjp.jpgのサムネール画像

    一旦はイメージを引き上げないと、自社を受けてもらえないし、辞退をされてしまうかもしれない。ですので大抵の企業はまずアトラクト、モチベートを仕掛けます。そしてリテインまでうまくいったとしても、最後の関門として職場の現実とのギャップが残っています。ここをどのようにケアし、クリアするか。この流れでRJP(のワクチン効果)について考えるのが大切だと思います。

    ではこのギャップをどう捉えるか。考え方は3つあります。

    • 冷めさせる(ワクチン効果)
    • そのままでよい
    • 職場の現実を引き上げる(職場活性)

    冷めさせるにしても、ショック療法はやり過ぎかと思いますので、徐々に冷ましていくのが現実的かと思います。ただ、我々の調査結果によると、放っておいても内々定獲得時から入社直前にかけて、ほとんどの内定者はコミットメントが少しずつ下がっていきます。放っておかれれば上がったり下がったりするのが平衡的要素であるコミットメントの特徴ですから、就職活動中に最大限に高まったものが徐々に下がるのはある意味当たり前かもしれません。とはいっても放っておくよりは「良い冷まし方」があると思いますので、社員(メンター)やウェブサイト、採用担当者からの接触で少しずつ社会人として働くことの大変さ(と同時に当然面白さも)について伝えていく必要があるかもしれません。

    そのままでよい、というのもあって然るべき考え方ですね。無策というわけではなく、コミットメントが高まっていることを嘆くのは贅沢な悩みとも言えます。最高にコミットメントが高まった状態で入社してもらう、というのもありだと思います。

    職場の現実を引き上げる(職場活性)については、実はRJPよりも深刻な問題かもしれません。これについては語りだすと長くなるのでまた別の機会で。

    RJPも「よい」「悪い」など二択で考えるのではなく、採用の流れの中での意味合いを考えることで自社にマッチする実装の仕方が生まれてくると思います。あなたの企業の採用では、RJPをどのように捉えていますか?

    最近読んでいる本

    最近滞っていて反省です・・。

    最近の運動

    ラン本格シーズン。なんとか合間を見て走っています。まずは12月5日の横浜ハーフマラソンに向けて調整中です。制限時間1時間57分の大会なのでしっかりと準備しなくては。

    報連相はなぜ大切なのか ゲーム理論で考える情報の共有

    RDIの鈴木です。

    日本企業が昔から使っている新入社員へのイロハの中で、今も色褪せずに使われている言葉のひとつに「報連相」があるのではないでしょうか。古今東西どこの企業でも、新入社員や内定者の育成において誰かが一度は使う言葉だと思います。

    また、報連相の大切さについては誰もが疑う余地がないでしょう。現場で起こったことについて、上司を含めチームメンバー全員で情報共有することが重要であることは言うまでもないことです。

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    しかしその重要性を研修などのOff-JTの場で伝えようとすると、突然陳腐な言葉に成り下がってしまいます。
    「報連相は大切ですよ」などと伝えても、心の中では「そんなことは分かってるわ!」と思われるのが関の山です。

    ところがいざ現場に配属されると、この報連相が事のほか難しい。報告するにも内容がまとまっていないと「もっとまとめてから報告しろ!」と言われたり、一生懸命時間をかけてまとめていると「なんでもっと早く報告しないんだ!」と言われたりと、新入社員からすればどっちやねんと思うようなことが当たり前のように起こるのが現場というものです。そのようなことが続けば段々と報連相への意識がディ・モチベートされ、「こんなことを相談していいのだろうか」と思うようになり、部内の情報共有がままならないということになるのです。

    この問題の要因は根深いところにあり、組織活性やリーダー研修などが解決につながるかもしれませんし、もしかしたら報連相の仕組みを体系的に整えることで解決の糸口が見つかるかもしれません。

    もちろん上記の対策も実施できればそれに越したことはないのですが、もしあなたが新入社員教育担当だったら?
    「今年の新入社員は報連相もまともにできんのか!」と現場からお叱りを受ける前に、出来る限りのことはしておくべきと思います。

    では、報連相を実施する当の新入社員に対し、「ああ、やっぱり報連相は大切だからしっかり実施しなくてはいけないな」と思ってもらうためには何が有効なのでしょうか。

    ロールプレイを実施するケースもあると思いますが、僕が一番大切だと思うのは、やはり報連相の大切さを論理的に伝えることだと思っています。そして、僕はその説明のためによくゲーム理論を使用します。

    ゲーム理論といっても難しいことを伝えるのではなく、単純なケースとして、かの有名な囚人のジレンマを拝借しています。詳しい説明はここでは避けます(リンク先のWikipediaの説明をご覧ください)が、要は、情報共有がなされていない状況下ではそれぞれが合理的な判断をしても最適解には辿り着けないということです。逆に、情報共有がなされ、お互いが協調行動を取ることが分かっていれば容易に最適解に辿り着けます。これが、情報共有、つまり報連相の重要性である、という説明です。

    チームにおいて大切なことは「全員が同じ情報を知っているということを全員が知っていること」です。その状態をどのようにして作り出すのか。そうです、報連相ですね。

    ロールプレイもいいですが、たまにはこのようなロジカルな説明もいかがでしょうか。

    なお、囚人のジレンマをはじめとするゲーム理論はつきあい方の科学という本に詳しいです。説明が平易ですので、誰でも読めると思います。

    最近読んでいる本

    人は、なぜ約束の時間に遅れるのか 島宗理 光文社新書
    行動科学に基づいた行動変容を促すプログラムを作成したりするので、そのヒントが見つかればと思い読み進めています。3割くらい読んだ時点での感想は、あまりにロジカルに人の行動を斬りすぎているのでは・・ということです。今回のブログの内容と反するかもしれませんが、ロジカルに正しければ必ず行動するとは限らないのが行動の難しい点だと思います。帯に「心に答えを求めるな」と書いてあるので、この後もロジカルな内容に終始するのかもしれません。書いてあることは正しいとは思うのですけれど・・

    最近の運動

    涼しい日に10キロ走ってみたら、前回より全然楽に走れました。前回きつかったのは暑かったからということにして、今後もランは継続していきたいと思います。全然ボール蹴れてないぞ・・

    簡単に実施できる、は甘い誘惑 ニセ科学の見分け方

    RDIの鈴木です。

    池田信夫さんのブログに興味深い記事がありました。
    ニセ経済学の見分け方

    池田さんはニセ科学には次のような特徴があるとおっしゃっています。

    • 複雑な現象を一つの原因で簡単に説明する
    • 「※※さえやればすべて直る」と万能の治療法を宣伝する
    • 一見もっともらしい科学用語を使い、学会の権威を利用する


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    これは僕らが関わっている採用と育成の分野でも同じことが言えると思いました。
    「※※さえやれば簡単に採用ができる」と宣伝している業者をたまに見かけますが、そう簡単に採用ができることはありません。そのようなやり方があれば既に多くの企業で実施されているはずです。

    現実の採用は複雑です。それは、企業経営という演繹的な視点が必要になることやマーケティングの視点が必要になることも要因としてありますが、主要因は「人の能力とは何か」という複雑なテーマを扱っているためです。性格、価値観、意欲なども含めると現代の科学では明らかになっていないことばかりを取り扱っており、トライ&エラーで少しずつ打率をあげていくしか方法はありません。

    採用について説明するときはなるべく平易にしようと心がけていますが、やはりある程度は複雑にならざるを得ないのが現状の採用の科学です。RDIとしては、その複雑さから逃げず、真正面から向きあって採用の科学を追求していきたいと思います。

    最近読んでいる本

    「いっしょに働きたくなる人」の育て方 見舘好隆 プレジデント社
    マクドナルド、スターバックス、コールドストーンのアルバイト育成の仕組みから解き明かす若手人材育成の手法を紹介した本です。アルバイトの成長を基礎力の伸びと定義し、それがもたらされた要因について現場分析と理論的アプローチの帰納・演繹の統合的視点で仮説・分析を実施しており、納得感の高い内容です。

    就活革命 辻太一朗 日本放送出版協会
    各方面で揶揄されることの多い現状の就活について現状を紹介し、変革するための著者の仮説を披露しています。大学の成績を企業がもっと評価すべきである点や、GPA(Grade Point Average)と呼ばれる全成績を平均した素点を活用すべきなど具体的な提言を行っており、刺激のある内容となっています。

    最近の運動

    まだ暑い日が続いていますが9月になったのでランを再開しました。10キロ走ってみましたが、相当バテてしまいちょっとショックです。早く取り戻さないといかんですな。
    今シーズンは、12月に横浜(ハーフ)、1月に千葉マリン(ハーフ)、2月に青梅(30キロ)+当選すれば東京(フル)、3月に板橋City(フル)の流れでレースを考えています。

    フルマラソンでサブ4を目指している4時間20分~30分のランナーのためのTips

    RDIの鈴木です。

    かなり前のことになりますが、実は今年の東京マラソンで初めてサブ4を達成しました。ネットタイム(スタート地点を通過してからゴールまでのタイム)で3時間59分16秒でしたのでギリギリですが。笑

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    個人的にはサブ4を目標に走りましたので大変満足のいく結果でした。この満足のいく結果が生まれたのは、レースまでの練習や当日の準備、レース運びなどが概ね思い通りにいったことが要因にあると思っています。

    そこで、誰かの役に立てばと、サブ4達成までに僕が実施したことを紹介してみようと思い立ち、エントリーを作りました。
    ただ、もちろん僕は専門家ではないので、方法論は語れません。これは、ある一人の素人ランナーが「こうやったらサブ4達成した!」という経験に基づく方法の紹介です。そのつもりで読んでいただければと思います。

    ラン歴紹介

    今回で5回目のフルマラソンです。

    • 1回目:約10年前にノリでフルマラソンに参加してみました。ほぼ練習なしですが、サッカーでよく身体は動かしていたのでいけるんじゃないかという淡い期待はもちろんズタズタに切り裂かれ、終わってみれば最後はほぼ歩きっぱなしの5時間28分でした。
    • 2回目:6年ほど前に参加しました。もちろん1回目よりは練習したのですが、25キロあたりで太ももの裏をつってしまい、残念ながら歩く羽目に。4時間48分でした。
    • 3回目:3年前です。ある程度練習をして、4時間30分と絶対に歩かないことを目標に走りました。結果として4時間28分で1回も歩きませんでしたので、このときとしては満足いく結果でした。
    • 4回目:2年前。またほどほどに練習を積み、4時間13分(6分/キロ)を目標に走りました。歩くことはなかったのですが、終盤失速して4時間18分で悔しい想いをしました。
    • 5回目:そして今年。ついぞサブ4達成。素人ランナーの登竜門はクリアしたのではないかと思っています。

    ちなみにハーフは何度か走ったことがあり、1時間48分が自己ベストです。

    サブ4に向けた具体的な練習

    上記のように、これまでの記録は4時間18分でした。マラソン大会に出ると大体上位35%~45%くらいに入るくらいでしょうか。この辺り、かなりのボリュームゾーンで、同じような成績の方がかなりいらっしゃるのではないかと勝手に思っています。

    それまで僕の練習の特徴はこのようなものでした。

    • 大会5ヶ月前くらいから練習を始め、多くても100キロ/月程度
    • 1回の練習は長くても15キロ、大体10キロ程度
    • 走るときは5分~5分40秒/キロのペース

    フルマラソン3回目も4回目もこのような練習で臨んで共に終盤失速してしまいました。もちろん、練習回数を増やせばいいのですが、多くのサラリーマンがそこまでの時間を割くことが難しいのではと考えています。少なくとも僕は、たぶん月に10回練習できれば良い方です。そこで、僕が単純に変えたのはただひとつ。

    1回の練習で走る距離を伸ばす

    これだけです。
    これまでは長くても15キロくらいのランでしたが、15キロランを基本として、体調がよくなければ10キロに抑え、体調がよければ20キロ超を練習に取り入れました。というのも、タイムが伸びない原因が、レース終盤の失速にあることが多かったからです。ハーフで1時間48分が出せているので、筋力さえ続けばサブ4は出せるのではというのが僕の考えでした。

    この練習法で今年の東京マラソン本番の2月28日までの5ヶ月間、具体的にどれくらい走ったのかが下記です。
    10月:108キロ
    11月:53キロ
    12月:75キロ
    1月:135キロ
    2月:64キロ(本番除く)

    え?それしか走ってないの?と思われるかもしれませんが、それしか走ってないです。仕事の忙しさや天候などによって月ごとにかなりバラつきも発生します。でも仕方ないです。大体みなさんもバラつきますよね!?

    4時間18分を出していた頃と、練習の総量はあまり変えていません。本当に変えたのは、1回に走る距離を長くした、この1点のみです。

    当日の準備

    レース当日の服装や持ち物のことなどで、今回特に気をつけた点のみご紹介します。

    ●捨てても差し支えない長袖を上に着て待機
    東京マラソンは待機の時間が他のレースに比べ長い上に、真冬なのでとても寒いです。待機の間に身体を冷やさないように、薄手のスウェットを羽織って待機しました。褒められたことはないと思いますが、レース途中で暑くなったらこれは廃棄します。このおかげで身体が冷えなくて済みました。

    ●雨合羽着用
    今年の東京マラソンは大雨でしたので、雨合羽を事前に購入しておき、レース開始後しばらくかぶって走りました。上述のスウェットを廃棄するときも、雨合羽を一旦脱いでスウェットを廃棄し、もう1度雨合羽を着ました。雨、ずっと降り続いていたものですから。もちろん全部走りながらの所作でしたが問題なくできました。

    ●エネルギー源の準備
    軽くて高カロリーのゼリー状の飲料と、ブドウ糖のタブレットをウエストポーチに入れていきます。ゼリーは5つで、パワーバー3つとサバスを2つにしました。

    ●トイレ対策
    レース中にトイレに行きたくなると大幅なタイムロスですのでこれは避けなくてはなりません。大抵走り始めれば汗で流れ出ますので気をつけなくてはならないのはレース前の待機の時間に催すことです。もちろん、直前にトイレに行くというのも大切ですが、待機場所のトイレは大変混みますので、並ぶのが面倒です。そこで僕が取った対策は、レース当日の朝からあまり水分を取らないということです。当日はそわそわして落ち着かないのでどうしてもペットボトルを口に持っていきたくなるのですが、ぐっと我慢しました。当然最低限の補給はします。ただ、これはレースにもよりますが東京マラソンは寒い上に5キロでもうエイドステーションがありますので、そこで補給すれば何ら問題ありません。

    レース運び

    これまでは、後半に失速するのは当たり前だという考えのもと、ハーフ通過時点でのタイムを目標タイムの半分よりも速いタイムに設定していました。その結果、前半は思うとおりのレース運びができるのですが、後半の失速が予想を大幅に越えてしまうことがありました。そこで、今回は初めて、後半に巻き返す作戦にしてみました。具体的には、ハーフ通過時の目標タイムを2時間1分に設定し、サブ4を目指すというものです。東京マラソンは後半にアップダウンが多いので不安もありましたが、結果的にこれが功を奏しました。

    これがサブ4達成時の5キロごとのスプリットタイムです。
    0-5キロ:29分01秒
    5-10キロ:28分23秒
    10-15キロ:28分10秒
    15-20キロ:29分00秒
    20-25キロ:28分54秒
    25-30キロ:28分42秒
    30-35キロ:28分27秒
    35-40キロ:27分08秒
    40-FIN:11分31秒

    ハーフ通過タイム:2時間00分47秒

    フルマラソンでもっともきついと言われる35キロ過ぎからがなんとベストラップ。実際最後までかなり快適に走ることができて、しかも比較的冷静だったので「次の1キロを5分25秒で走れば貯金が10秒できて・・」みたいなことを計算しながら走っていたことを覚えています。ハーフ通過タイムも作戦通り。まさに僕にとって会心のレースでした。

    まとめ

    結局、重要だったのはこの3点に集約できるのではと思っています。

    • 1回の練習で走る距離を長くする
    • レースの待機時間に身体を冷やさず、トイレ対策もしっかりと
    • 前半抑えて、後半勝負

    ベースとして4時間20分~30分で走ることができる素地がある方でサブ4の壁を破れないという方の参考になれば幸いです。
    次は3時間50分あたりを目標に、できれば東京マラソン、落選したら荒川マラソン(板橋Cityマラソンに改題)あたりを走る予定です。

    市民ランナーのみなさん、いっしょにがんばりましょう!

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