ポジティブ心理学という枠組みから現場での実効性を支援することを考える
- 投稿日: 2011-01-31
- カテゴリ: 日々の記録
RDIの鈴木です。
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先日株式会社人財ラボが主催するハイコンセプトクラブに参加してきました。ハイコンセプトクラブは各回テーマを設けてディスカッション、相互学習し新しい知を紡ぎ出す勉強会です。今回のテーマは「ポジティブ心理学」。AIのファシリテーターについて学んで以来、興味を持っている分野です。前向きな気持ち、言い換えれば本来的な欲求に働きかけ、そのベクトルを活用して推進力とする「ポジティブ」の手法は、何かと悲観的な話題が多く、また変化が激しく確かな未来が見えない現代だからこそしっくりくるのかもしれません。
さて、今回僕がポジティブ心理学について知ったこと。
- ポジティブ心理学は「前向き」であることを強要するものではなく、強みにも弱みにもフォーカスする
- 統計的なデータをもとに語る
- これまで心理学は病をテーマに扱っていることが多かったが、普通の人がより良い生き方をすることを科学的に研究する学問である
ふむふむ。この辺り、AIやカウンセリングと似てますね。ポジティブ/ネガティブというのは「解釈」であり、解釈の対象となる事実が純然と存在しているので、それをしっかり見ましょうね、ということだと僕は理解しました。強みも弱みも、というのはAIでいえば「起こったことが、起こったことである」に代表されるように、場の事実がもっとも雄弁であるということだし。
まったく新しい概念が登場しているというよりは、これまでの知見をいかに新しいフレームで捉え直して活用するか、ということへのチャレンジですね。このチャレンジ、とても大切ですよね。手法化しようとする動きはとても興味があるので僕も追いかけたいと思います。
僕が特に興味があるのは、理論や臨床科学をベースにした現場での実効性への接続です。
ポジティブ心理学は強みにも弱みにもフォーカスするからバランス心理学と言ったほうがニュアンスは近いと聞きましたが、このバランスという言葉がやっかいです。ワークライフバランスもそうですが、バランスという言葉は一人ひとりの現場の社員が具体的な行動を取るときに何ら役に立ちません。サッカーで「バランスを大事にしろ!」と言ったところで、意味はわかりますが具体的にどうすれば良いかのヒントにはなりませんよね。
ポジティブな気持ちはもしかしたら行動のエンジンにはなるかもしれませんが、現場で働けば「やらなければならないこと」も出てきます。そのときに納得感をもって具体的な行動に結びつけるためには何が必要なのか。一人ひとりの具体的な行動のヒントになりうるような存在まで「手法化」が進めば、それは働く人にとっても価値あるものだと思いますし、僕らはそういったフレームの開発にこそ注力すべきなのかもしれません。
勉強会はいいですね。物事を考えるきっかけになります。まさに知を紡ぐ場。また参加したいと思います。人財ラボのみなさん、講師の渡辺さんどうもありがとうございました。
最近読んでいる本
U理論 オットー・シャーマー 英治出版
『出現する未来』で話題になったU理論がそのままタイトルとなった著書です。
行動の質を上げたり創造するためには過去から学ぶPDCAサイクルが有名な手法であり、まだ現実にPDCAサイクルを超えて浸透している手法はまだないのではないかと思います。
U理論は過去ではなく未来から学ぶことを手法とした理論です。『出現する未来』を読んだのも4年くらい前なのでU理論のことを「事実を事実として場の全員が共有する」くらいにしか覚えていないので、しいかり学びたいと思います。
最近の運動
1月30日に新宿シティハーフマラソンに参加してきました。スタート直後かなり混雑して、入りの5キロが27分30秒かかってしまいましたが何とか挽回して1時間44分20秒でゴール。目標の1時間45分切りを達成しました。さて次回は地元板橋区の前野町というところで開催される前野町マラソン。たった3キロですが、全力疾走してきます!




