検定をかけるということ リフレクティブ・マネジャーを読んで
- 投稿日: 2010-02-09
- カテゴリ: 読書
RDIの鈴木です。
長い時間がかかってしまいましたがリフレクティブ・マネジャーを読了しました。とても示唆に富む良書で、平易に書かれていますので特にキャリアや人材育成・開発(発達)に関する知識がなくても読み進めることができ、おすすめ本です。
さて、このリフレクティブ・マネジャーを読んで、本線とはあまり関係のないところで2点気になったところがありましたのでまずは1点目について述べてみたいと思います。当初は2点ともに1つの記事にまとめる予定だったのですが、あまりに長くなってしまいましたので2つに分けることにしました。
気になったことの1点目、それはずばり、「調査結果に当たり前のように検定がかけられている」ということです。
2章の冒頭で、中原先生が関わった富士ゼロックス総合教育研究所における「他者とのかかわりが個人を成長させる」をテーマにした調査結果が紹介されています。詳しい内容は本書をお読みいただきたいのですが、調査結果はさも当然のことかのように検定がかけられていました。
検定とは、ある仮説が正しいかどうかを統計学的、確率論的に判断することです。
調査は、通常はあるサンプル集団に対して実施されます。なぜかと言えば母集団全員に調査をかけるのは手間がかかりすぎるからです。ですので、調査において大切なことは、「あるサンプル集団に対しての検証結果が母集団全体に対しても言えるかどうか」ということです。ここで使われるのが検定という考え方です。
例えば、検定をかけて「5%水準で有意差あり」という結果が出ればそれは95%の確率で母集団についても正しいと言える、ということを意味します。こういった検定をかけなければ、いわゆる統計の罠にはまってしまい、確度の高い意思決定ができなくなってしまいます。
こういった検定の考え方はもっと一般的に広まるべきだと僕らは考えていますが、そういった認識はまだ一部の研究肌の世界に閉ざされているのが実情だと思っています。
その検定の考え方を、統計学的な要素を説明することもなく「さらっと」本書に載せていることに明るい兆しを感じました。もしかしたら説明すると難解になるから説明を載せなかっただけかもしれませんが(笑)、有名な研究者である中原先生が著書の中で統計学的な処理を毎回載せていれば今後徐々にお茶の間にも浸透していくのではないかと考えています。
2点目については後日。同じく調査における考え方の話題です。
最近の運動
先日大学時代の友人とフットサルをしてようやく今年初蹴りを済ませました。ランはペースをあげてがんばっています。
4年くらい前はハーフの大会で2時間切れなかったのに、今は単に1人で夜ランで21キロ走っても1時間50分くらいで走れるようになりました。成長したなぁ(しみじみ)





