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RDIブログ

フラクタルとプロフェッショナル

RDIの小宮です。

今日は極めて個人的な考えの話です。

私が今の仕事に対して強い興味を抱くことになった理由にはいくつかのことがあるのですが、そのうちのひとつに「数学」があります。

前職で採用の仕事をしているときに「人はどのようにプロフェッショナルに成長していくのか」について考えることがありました。 ちょうどプロフェッショナル論議がまっ盛りだったのだと思います。

詳しくは述べませんが私がそのとき感じていたことは、世の中の論調どおりに人々がプロフェッショナルを目指したら、誰もが同じゴール(キャリア)を目指してしまうのではないか、という疑問でした。そこ(プロフェッショナルへの道筋論)にはコンサルタントが使うフレームのような、選択肢の洗い出しと比較についての方法やマーケティングが溢れていました。

私は、プロフェッショナルへの道筋というのは、そんなにエリートイズムや戦略的なものではないように感じていたのです。

そんなとき、あることがきっかけで、現代数学についての記述を目にしました。

そこには、ハーバード大学教授のベノワ・マンデルブローがIBM研究員時代に唱えたフラクタルの概念が載っていました。

フラクタルは、自然界の美しく複雑なデザインの成り立ちについて解明する学問です。 例えば土星の輪や天の川、雪の結晶や雲、木々の葉、人体では神経構造や肺や腸の構造にフラクタルを見ることができます。 その一番の特徴は、成果物が芸術のように美しく複雑なことだと言えます。

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フラクタルのデザインは秩序と無秩序の間にあり、ユークリッド幾何学では記述不可能です。 しかし実際のフラクタルのデザインは、自己相似性というどこか共通した原理があり、決して複雑ではない、簡単なルールの壮大な繰り返しから生成されているのです。

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私は、フラクタルこそ「プロフェッショナル」の正体だと思ったのです。
(そういえばゴッホの筆の使い方にもフラクタルが見られる、と言われていますが、ここで言っているのはそういう意味ではありません)

私は、フラクタルという概念に、キャリア形成の概念を重ね合わせることができると思ったのです。

個人的には、山登りや、いかだ下り、よりも適切なメタファーだと思っています。
いや、メタファーというより・・・ ここまでにしておきます。笑

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キャリア形成や、人材育成については、他分野から刺激を受けることが多いのです。
まだまだこの分野は未開拓なことが多いので・・・

最近の読書

最近電車の中ではその日行うファシリテーションの予習をしていることが多く、読書は疎かになっています。かろうじて、という感じの2冊です。
「今自己評価の心理学―なぜあの人は自分に自信があるのか」クリストフ アンドレ , フランソワ ルロール(著)
自己評価がどのように出来上がるのかを学術的なデータに基づいて,精神科医の2人が解説したものです。 人材の成長に大きく影響していると思う自己肯定感(セルフエフィカシー)のことを少し学ぼうと思って読みました。

「勇気づけの心理学」岩井 俊憲 (著)
アドラー心理学の中心技法である「エンカレッジ(勇気づけ)」について書かれた本です。

最近の運動

最近めっきり回数が減っていますが、先週末はランを10キロ行っています。タイムも遅いしさっぱりダイエットにはつながっていないのですが、自分としてはこれが限界か・・・苦笑

学生生活の充実を応援するキャリアデザイン講義

RDIの鈴木です。

ご存知の方も多い(?)と思いますが、RDIの小宮と鈴木は2人とも花粉症で、3月、4月は1年で最も生産性の低い時期でした。涙
そのつらい時期が終わり、花粉もすっかりおさまりました。おかげさまでくしゃみの回数も減り、鼻をかむ回数も減りました。
GWにリフレッシュしたことですし、はりきって仕事をしたいと思います!

さて、RDIでは、去年に引き続き今年も大学のキャリアデザインの講義を何コマか受け持ち、数回の講義は既に終えています。 今日はその中で、RDIがメインに据えている講義をご紹介したいと思います。

この講義は、前向きで充実した学生生活を応援する、という至極単純なコンセプトに則っています。
必要な最低コマ数は学期のはじめに1コマと、学期の終わりに1コマの合計2コマです。
(もちろんコマが多ければさらに充実させることはできます)

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まず、学期のはじめには、学生に対し「これができたら(今学期は)最高だ、悔いがない」と思えるようなテーマを考えてもらいます。 学生は、講義に関することはもちろん、サークル、部活、アルバイト、バンド活動などの趣味に関することなどさまざまなことを書きます。

次に、そのテーマを達成するにはどんな力が必要だと思うか、経済産業省の社会人基礎力から選択してもらいます。 例えばテニスの試合で勝ちたいと書いている学生は、もちろんテニスのスキルも必要ですが、それ以外に計画立てて練習する計画力や、やると決めたら実行する実行力などもテーマ達成に必要だということを理解していきます。

ある程度社会人基礎力に対する理解が進んだところで、今度は社会人基礎力のセルフチェック(※)を実施してもらいます。 セルフチェックをすることで、現在の立ち位置が明確になり、テーマ達成に必要な基礎力のレベル感が把握できます。

(※)RDIが開発した社会人基礎力のセルフチェックツールを使用します

そして、テーマ達成に必要な基礎力と、セルフチェックの結果を見比べて、今学期中に向上させたい基礎力を選択してもらい、その開発計画を立てます。 計画を立てるときには、「基礎力というものはどんな場でも開発できる」ということを事例を交えて学生に紹介します。
例えば講義でも、分からないことを質問するのは主体性や発信力が必要ですし、分からない点をまとめておくのは課題発見力が必要です。 サークルでメンバーをまとめるためには傾聴力や働きかけ力が必要ですし、アルバイトで活躍するためには主体性や実行力などが必要かもしれません。 このようなことを話すと、学生の顔があがり、真剣に話しを聞いてくれます。 本当は学業を一生懸命頑張ることが学生の本分なのですが、サークルやアルバイトでも基礎力が上がるという話しが彼ら彼女らにとって新鮮なのかもしれません。

学期のはじめの1コマで実施するのはここまでです。
大切なのは、講義の中で学生に、「本番はみんなの学生生活です。肩を張らずに一生懸命学生生活を過ごしてください。その中で、頭の片隅でPDCAを意識することで、基礎力は自然と向上します。」と、あくまで学生生活の充実がメインであることを伝えることです。
「基礎力を向上させろ!」と上から話すと途端にやる気がなくなってしまいますので、あくまでベースは学生生活で、それを下支えする形でPDCAを意識させるのです。 この辺りは、ポジティブ・アプローチからヒントを得ています。

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学期のおわりの1コマでは、この学期で実施したことの振り返りを実施します。 ここで気づいたことを夏休みや次の学期に活かしていく、というサイクルを回します。

RDIが受け持っている大学では、今まさに学生の皆さんが学生生活の充実に向けて日々一生懸命過ごしていることと思います。
学期末の振り返りが楽しみです。

学生生活の充実は、学生に対するキャリア形成支援そのものであり、また、学生生活の中でがんばったことは就職活動でも自己アピールとして話すことができます。基礎力を軸とした「学生生活を応援する」プログラムは、関係各所の要望に応えうるプログラムだとRDIでは考えています。

その他にも講義を受け持っていますので、それはまた改めて紹介したいと思います。

最近読んでいる本

「リーダーシップとニューサイエンス」マーガレット・J・ウィートリー(英治出版)
実は前回からまだ同じ本を読んでいます・・。最近読書が進んでいません。よくないですね。

前回も少し書きましたが、この本は本当に刺激的です。
現代の組織は17世紀のニュートン力学の科学をもとに構成されたもので、要素還元主義がベースになっています。
ところが科学は進化し、現代では要素還元主義よりも自己組織化や全体論的(ホリスティック)なアプローチが求められています。
全体論的な考えでは、構成要素よりも構成間の関係が大切だとされています。 こういったニューサイエンスの考えを組織やリーダーシップに適用することを本格的に考え始めるべきだ、というのが本書の趣旨だと思います。

時間がないなど言い訳せずに、早く読み進めたいと思います・・。汗

最近読んだ雑誌

代わりと言っては何ですが、最近読んだ雑誌で感銘を受けた記事がありましたので紹介します。
雑誌といってもNumberというスポーツ雑誌なのですが・・。笑

最新号(728号)の中で、サッカーのバルセロナというチームのスタイルの美しさについて紹介した記事があります。
ここで、バルセロナのスタイルは次のようなものだと記載されています。
「ボールが的確に選手間を動き続け、選手たちは頻繁にポジションを移すが、チームとしてのバランスは常に保たれる」

これはまさに自然科学における自己組織化のことを言っていますね。
ベストセラー「生物と無生物のあいだ」の著者である福岡伸一さんに言わせれば、動的平衡の活動そのものです。

結局美しいというのは、こういった自然科学に立脚したものなのだと妙に納得してしまいました。

最近の運動

自転車通勤にランにフットサルに。 運動には事欠いていません。笑

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